ザッツ英会話

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子供英語について

日本における子供英会話教育の目的と効果について思うこと

うちの息子は2歳から父親の仕事の都合でアメリカに来ました。それまでは英会話教育など全くしていなかったため、完全に英語は理解できない、話せない状態でした。

初めの数ヶ月は家で過ごし、その間に英語のテレビ番組を見たり、公園で英語を話す外国人に出会ったり、少しづつ英語のある環境に入れていきました。理解できていたのかは分かりませんが、テレビアニメは楽しく見ていました。

そして、その後3歳から現地の幼稚園に入園。初めの頃は全く英語は喋らず、でもまだ幼児だという事もあり子供同士では言葉が通じなくても遊べていたようです。

半年後くらいには、自分から話すことは少ないものの先生の指示など完全に理解して行動していました。そして入園から一年経った頃にはペラペラで、おそらくネイティブの子供達に劣らないほどの英語力が身につきました。

ただ私の印象では、英語が身につくのに案外時間がかかるものだなと思いました。もちろん個人差はあると思いますが、外国で週5で幼稚園に通っている子供でも半年以上です。また、英語力の向上とともに日本語力は確実に衰えており、日本語の会話をしているときでも英単語がかなり混じってしまいます。

日本でも子供英会話教室や教材はたくさんあり、早くから始める方もたくさんいらっしゃいます。英語に触れる、英語に対する拒否感をなくす、といった目的ではとても良いと思いますが、もしそれが英語を不自由なく話せるようになってほしい、という事であれば、日本で週に数回学習するだけでは到底無理な話であるように思います。そして子供のうちに英語を話せるようにするためには、日本語の衰えをある程度覚悟する必要があるかもしれません。

 

お母様にはメリットが大きなオンライン媒体による子供英会話の指導

子供が英会話を学ぶ為の方法は、色々な種類があります。ここ最近では、オンライン媒体を用いての子供英会話の会社などは、かなり好評だと思います。なぜならオンライン媒体による指導スタイルは、お母様にとっては非常にメリットが大きいと思うからです。そもそも親御様としては、自宅から離れるのが難しい事もあります。特に小さなお子様がいらっしゃるお母様の場合、なかなか自宅から離れることが難しい傾向があるのです。ちょっと目を離してしまいますと、お子様に対する危険が生じる可能性もあるのですね。ですので子供英会話の教室にお子様お通わせるのが、少々難しいご家庭も見られるようです。自宅での家事が非常に忙しいこともあり、教室まで子供を連れていくのもなかなか難しいお母様もいらっしゃるのですね。ところがオンライン媒体による指導スタイルの場合は、またちょっと話が異なってきます。その指導スタイルでは、自宅で学習をする事が可能なのです。自宅にWEBカメラなどを設置して、お子様に対する指導をしてくれる教室も、最近では増えてきています。その方法であれば、少なくともお母様としては自宅を離れる必要もないでしょう。インターネットでお子様に対する指導が行われている間も、お母様としては自宅に滞在する事ができるのですね。ですので最近では、ネット媒体による子供英会話の指導スタイルなどは、とても好調のようです。恐らく今後は、その指導スタイルは大きく広まっていくのではないでしょうか。

 

子供英会話の体験があったからこそ活かせる今…

娘が2歳の時に「子供英会話スクール」に入会しました。日本語もまだきちんと話せないうちに?という疑問もありましたが、日本語をきちんと話せないからこそ、英語の発音がきちんと身につく時だというキャッチフレーズに思わず惹かれ、入会を決意しました。入会後、そのキャッチフレーズ通り、娘は耳だけの力でネイティブスピーカーの発音を真似し、「r」や「l」の発音も大人がびっくりするような喋り方をしました。しかし、子供英会話を習っている時間は週に2時間、他の時間は日本語の生活、会話(日本語)がだんだん話せるようになるにつれ、娘の発音はネイティブから日本語っぽい発音に変わっていきました。英語版のディズニーDVD(当時はビデオ)をみせ、英語の歌を聞かせ、出来るだけ英語に近い環境に持っていきましたが、日本で生活している以上は限界がありました。その後、小学校に入学し、週に1時間、英語の授業が始まりました。評価をつけない、英会話に親しむ授業でしたが、指導する教師が担任の小学校教師のため、きちんとした英語の授業指導を受けていないせいか発音が悪く、折角今まで子供英会話スクールで習ってきた英会話が、週1時間の授業で完全に日本語のような英語発音に変えられてしまいました。現在、娘は大学生です。大学で外国人と話す機会も多くなりました。小学校で日本語のような発音に変わってしまい残念に思いましたが、ある程度の年になれば、今度は、発音記号をみて、英語の正しい発音を身に付けることができるようです。日本語にない英語独特な発音も、当時の経験があったからこそ簡単に使いこなせる、それは子供英会話の魅力だと娘が大学生になり感じました。